サークル活動で町おこし 小杉サークル一口ばなし

第二話 ハーダンガーてノルウェー刺繍だと知っていた?

令和4年10月にそれまでの8つのサークルをさらに16に増やすことになった。

その一つとして手芸を始めようとなったが具体的に何をやるかとなると難しい。

サークル顔合わせ会に集まる人からはっきりした意見が出ないかも知れない。

サークル不成立を避けるためとりあえず山田さんは奥さんがバンコク赴任の時に習っていた刺繍の作品を会場に持ってくるようにお願いした。

最初は4~5人しか集まらないのではとか、しばらくしたらつぶれるのじゃないかと心配された手芸サークルは現在大盛況である。

メンバーの柏田さんは「説明会で山田さんの作品をみて、ワーッ素敵て人が集まり私もやりたいとなったのがよかった」と今も言う。

全員が最初に取り組む作品にクリスマスツリーを選び12月までに完成させようと頑張ったのもよかった。

『サークル募集には現物デモンストレーションが一番』

第一話 宮入さんの復活

お散歩サークルには頭に「お」が付いている。

おしゃべりを楽しみながらのんびり歩くからだ。

 

それでも、向河原のNECさんから歩行姿勢測定とウオーキングレッスンの提案があった時は通常の2倍の35名が参加した。

皆、自己改善意欲が強い。

その中の速歩レッスンで宮入さんの歩きの速さを見て世話人の近藤さんはびっくり仰天した。

宮入さんはサークル発足からの古いメンバーだが一年前に膝を痛めて出てこられなくなった。

外出機会が減らないようにと皆が負荷の少ない手芸サークルを勧めてみた。

サークルメンバーとおしゃべりしながらハーダンガー刺繍作りに通っているうちに外を出歩く自信もついてきた。

コロナ明けからまたお散歩サークルに復帰できるようになった。

手芸をやってなければ家に引きこもっていてこんなに元気になれなかったかもしれないと本人は言う。

『サークルを続けていれば気力も体力も維持される』