サークル活動で町おこし 小杉サークル一口ばなし
第6話 大倉山梅林のルート開発
お散歩サークルでは花のきれいな春や紅葉の美しい秋には電車で遠出することもある。去年は初めての大倉山の梅見物が雨で中止になった。今年は絶対のがせない。サークルの「ルート開発チーム」の斎藤さんは、電車で大倉山駅に行って梅を見て帰るだけだといつもより歩く距離が短すぎると心配した。また駅前から梅林正門までの急こう配の坂を嫌がる人が出るかもしれない。ジーと地図を眺めていた斎藤さんにアイデアが浮かんだ。そうだ一駅手前の綱島駅で降りて、鶴見川川原沿いの枯れすすきに囲まれた風情のある道を歩き裏口から梅園に入ったら坂がなだらかでトータルの距離もある。初めてのルートなので下見をするか迷った。現在30人近くにも増えた参加者の前で道を間違ったら大変だ。自分の運動にもなると思って下見にいってみてよかった。途中で道を間違って散歩中のご夫婦に案内してもらった。梅林に甘酒屋があった。皆にお勧めできるか、甘酒の味も下見出来た。
『ハイキング登山や散歩の下見が必要な時は、必ず負担以上の見返りがあると思おう。』