サークル活動で町おこし 小杉サークル一口ばなし

第八話 平日卓球サークルの気概

卓球の人気はすごい。参加希望者は多いが卓球台は少ない。この中で上級者と初級者(初心者)が一緒に活動することは結構大変だ。そこで二つのグループに分けることになった。それぞれの名前には気を使った。大体上級者は若い人でまだ会社勤めしている現役が多い。一方、時間のある平日に、のんびり楽しくやりたいと言う高齢者がどんどん増えてきた。場所も平日が取りやすい。そこで卓球上級、初級と言わず休日卓球、平日卓球と名付けられた。ところがこの初心者大歓迎の平日卓球の指導者陣がすごい。熱心だ。初心者がうまくなるのが我がことのようにうれしい。また仲間同士で色々な練習法を開発している。自宅の天井からボールを糸でつるし、カーテンに向かって一心不乱にフォアーとバックを打ち続ける自分の動画も送ってくる。いくら歳を重ねても、もっともっとうまくなりたい。

『向上心にあふれ楽しめるサークルが長続きする』