8月の防災WG 高層マンションならではの防災をディスカッション
台風に翻弄される8月でしたが、元気にお過ごしでしょうか。
さる8月27日に8月防災WG定例を開催いたしました。
各マンションのトピックを共有していく中で、先日グランドウイングタワーにて家具固定に関する住民の方向けワークショップが開催され、グランドウイングタワー関係者様のご厚意で出席させていただきました(ありがとうございます!)。
家具固定に関して、気づきの多い時間となりました。
ワークショップ内では、自分の家の間取りから、最も安全な場所を探すという課題がありました。我が家はそれまでなんとなく寝室が安全(家具も背が低いし)・・と考えていましたが、窓ガラスの割れるリスクがあることが分かり、廊下が一番安全ということが分かりました。地震が起こったら、テーブルの下よりもその安全地帯にどれだけ早く身を置けるかが大切で、それだできると心に「これで死ぬことはない」との余裕が生まれ、次のアクションが取りやすくなる・・仰る通りだなと思った次第です。
また、家具対策はどのような間取りでどのような家具を置いているか、また家具周辺の床や壁の素材や厚さはどうなっているかで効果が変わってしまい、ベスト解を見つけることを困難にしている事実も改めて認識しました。
壁や床、家具に応じて「これさえ買えばOK!」というものが見いだせれば、もっと家具の転倒対策は進むのではないか・・と改めて課題を認識した次第です。
皆さんも一度家具対策についてご家庭の中で話題にしてみてはいかがでしょうか。
もう一つ大きな議題として、武蔵小杉の災害特性をとらえ、その脅威と対策について冊子等の形(=アウトプット)で啓発していく活動も進めております。今年度は第一弾を形にしていくことを予定しており、改めてWG参加メンバーの方々と、自分たちがイメージする防災啓発の形や、この地域の災害特性と脅威、それらを踏まえて発信の軸足をどこにおいていくかなどについてディスカッションを実施しました。
それそれが考えるアウトプットの形、読んでもらえそうな・少なくとも埋もれずにとっておいてもらえそうな形についてのアイデアなど、多くの意見が集成されて参りました。
これらのイメージ合わせを行った上で、次回以降はアウトプットをどのような内容にしていくかについて、具体度を更にあげた上でディスカッションを進めていくこととなりました。
そのほか検討を進めている議題や、先の台風に関する懸念点や対策などにも議論は及びました。限られた時間ではありましたが、幅広くディスカッションができ、現在進めている企画を前進させられたのではないかと考えています。