サークル活動で町おこし 小杉サークル一口ばなし

第十一話 粘り強い茶道の先生

地元の武蔵小杉でお茶を教えるんだと決めた茶道の先生は情熱の人だ。難問が次々に出てきたが一つずつ解決してサークルを安定させた。最初の問題はお茶のできる畳の会場が地元で見つからない。ようやくとなりの町内会に頼んで会館を借りることが出来たのはよかったけど、お釜などの道具を保管する場所がない。会館の倉庫、押し入れはお祭りの道具などでパンパンだ。先生の情熱に押されて管理人の方が必死で空間を作ってくれた。次に一緒にサークルを立ち上げてきた世話人が急に仕事が忙しくなり活動が出来なくなった。先生は世話人も兼務してやることにした。7人集まった加入希望者のうち3人が経験者で4人が初心者だ。3人には外に学べる機会がありそうだ。初心者に残ってもらい。まずこの人たちを核にして「初心者だけどお茶を楽しみたい」と言う人を増やしていくことにした。4人の中から世話人になると言う人も出てきて、ようやく軌道に乗った。

『小さくてもコンセプトのしっかりしたサークルは時間がたてばメンバーが集まってくる。』