読書会7/8 参加者11名
課題図書「日本でいちばん大切にしたい会社」
著者:坂本 光司(あさ出版)
概要(AmazonHPより一部抜粋)
様々なメデイアで「泣けるビジネス書」として話題沸騰!3巻まで刊行されている第1巻目の著書です。2部構成で、第1部では「会社経営とは『5人に対する使命と責任』を果たすための活動である」であるとして、経営の目的を以下の5つに定めています。
1社員とその家族を幸せにする
2外注先・下請け企業の社員を幸せにする
3顧客を幸せにする
4地域社会を幸せに、活性化させる
5株主をしあわせにする 。
多くの経営書では、会社は株主のものである、と書いています。また、「会社は誰のものか」という議論では「株主のもの」という考えが支配的で、経営の目的も「顧客満足」とか「株主価値の最大化」などということが当然のように言われています。しかし著者は、みんな勘違いしている、と喝破しています。会社は顧客のためのものでも、まして株主のためのものでもない、というのです。社員が喜びを感じ、幸福になれて初めて顧客に喜びを提供できて初めて収益が上がり、株主を幸福にすることができる。
だから株主の幸せは目的でなく結果である。これが著者の主張です。
第2部ではその主張を実証する「日本でいちばん大切にしたい会社たち」として5社を取り上げています。
心を打つ、胸にしみる現実のストーリです。働くことの意味、会社という存在のい意味を深く教えてくれる1冊です。
参加者の意見・感想など
◎障害者雇用について
・経営者が覚悟を決めて雇用しているところもある。大きな会社にもそんな風土が必要ではないか。
・労働力としての雇用→受け入れ態勢の整備・職場でのコミュニュケーション態勢が必要(就労支援→NPOはまだ大きな力になっていない)
・ともすれば社会的弱者がコミュニテイのなかで強者のえじきになる事があるのではないか
◎経済原理の観点からは?
・「感動」だけでは社会は動かないのではないか?
・生産ラインがしっかりしている。誰が作業をしても事故がない工夫がされている
・この本では、ある程度利益を上げている会社が取り上げられているのではないか
・この本に紹介されていない会社でも、同じようなエピソードをもっている会社があると思われる。企業メセナとて悪いことではないと思われる。
・経営者目線としてのベースの考え方として、取り上げられている会社がどうやって高収益を出のか、その仕組みを掘り下げてほしかった
等、勤労者として様々な視点からの意見が出され、甲論乙駁、白熱した論議がかわされた。
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