8月度防災WGについて ~情報を収集中!&『東京防災』、ご覧になりましたか?~
8月22日、8月度の防災WG定例を開催いたしました。今回の定例では、すでに始まったFact情報の収集結果を振り返りつつ、今後追加で収集していく先について、スケジュールとヒアリング内容の確認、そしてそれら収集した情報の内容をどのような形でアウトプットとしてまとめていくかの意見交換を実施しました。
(Fact情報の収集とは?)
前回定例のエントリに詳細を書きましたが、地震発生時に生活面での影響範囲がマンションの単位を超えて、地域の問題に広がっていく時間を、防災WG内では仮説として『直下地震発生後24時間』と位置づけました。24時間以内(災害発生後の初動)の動きは各マンションの取り組みでマニュアル化、訓練への取り組みなどが続けられているかと思います。
防災WGでは発生後24時間以降にフォーカスをあて、できる限りの事実情報を収集しながら
・この地域での困り事はなにか? この地域ならではの意外な盲点はないか?
・外的な要素で頼れる要素はあるか?逆に頼れなさそうな要素はあるか?
・上記二点を踏まえ、この地域においてより実践的な『防災への備え』『防災に向けた意識』はどのようなものが考えられるか
これらをアウトプットとしてまとめ、発信していく活動を始めています。
はじめの一歩としての情報収集を行って感じたことは、”盲点は色々なところに存在する”という点かと思います。ここでは何度か触れていますが、ライフラインの問題は、直接電気が使えないだけでなく、特にマンションでの生活では水やトイレ、流しに水を流すことなど、間接的にも多くの影響をもたらします。
直下地震が発生した際に、私達の身に直接起こること、それらが(発生直後か数日経過後かを問わず)間接的に影響をおよぼすこと、いずれも軽視することができないと感じます。
これら盲点となりそうなポイントをできるだけ収集し、アウトプットの形としてまとめることができればと考えています。
少人数で行っている取り組みのため、時間はかかると考えていますが、その重要性も高いため、コツコツと行っていければと考えています。
今後共防災WGの活動にご理解とご協力をいただけますよう、お願い申し上げます。
ところで皆さんは『東京防災』というものをご存知でしょうか。
『東京防災』とは東京都が発行した完全東京仕様の防災ブックです。
Twitterなどでも話題が広がっていましたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか
<東京防災webの画像>
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/main/index.html
『東京防災』は冊子の形で東京都在住の全世帯(!)に配られるとのことですが、webでその内容を読むことができます。
これ、一読をおすすめします。
非常に実践的な内容です。
完全東京仕様とうたっていますが、東京に繋がる都市部で生活するものとして、気付きになる要素が満載でした。
Twitterである方が「災害で東京が壊滅した時のハンドブックだ」と言っていましたが、結構正しい意見かもしれません。それだけ実践的な内容が多く掲載されています。
PDFでダウンロードもできるようですので、皆さんも一度『東京防災』を入手してみてください。
今回の定例は今後のスケジュールと準備項目、収集情報の確認などを行い、広く議論を行うことができました。