東京ガス訪問&1月の防災WGについて 

少しだけご無沙汰のエントリーとなりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年は1月に以前から予定しておりました、東京ガスの「東京ガス供給指令センター」を見学してきました。
ここでは実際の供給指令センターでの業務風景を見学しながら、ガス供給の災害・安全対策や緊急時の通報受付~緊急対応体制までを学べます。
非常に気づきの多い時間を過ごすことができました。

ガス供給指令センターでは、ガスの供給始点となる港から、様々なポイントを経て家庭まで届く経路の状況を監視しながら、その日の需要予測を立て、ガス供給を文字通り指令する役割を持っています。

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例えば、夜に人気ドラマのある日はドラマ終了後お風呂に入るケースが増えるため、ドラマ終了後にガスの使用量がグーンと上がる・・などということもデータから読み解くことができるようです。これはおもしろい!

そのような中、3.11当時のガス使用量推移も見せていただきました。
発生直後からガス供給が止まり、使用量がグンと下がっていく形がはっきりと出ていて、その日の混乱を物語っていました。そのような中でも予測を立てつつ供給指令は止むことなく行われていたそうです。
東京ガスはさすがインフラ企業と言うべきでしょうか、災害対策も非常にシステマチックに行われていました。このあたりも非常に丁寧にご教示いただけました。
システマチックなだけに、それらが自分たちの地域に影響を及ぼす場合、どれくらいのインパクトになるかもある程度予測が付く形であったことが印象的でした。

こちらの写真はお土産でもらった防災備蓄用のドロップです。

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単に長期間保存できるというだけでなく・・どこかに閉じ込められてしまったときは、缶をを振ることで音が出、自分の居場所を教える手立てになるのだそうです。
これはとても良いアイデアです。
更に1月30日、1月度の防災WG定例会を開催いたしました。今回の定例会では、東京ガスでのヒアリング結果など、これまで収集した情報を広げ、年度末に向けてどのような形のアウトプットにしていくべきかの議論が始まりました。

また、来期の活動をどうするかにつきましても、これまで出た色々なアイデアと地域ニーズを踏まえ、具体的なアクションとしてどのような形で行っていくのかについて、課題提起と議論を行いました。
今年度は様々な防災課題を知ることができました。
防災WGとしても、ただ課題を知るだけではなく、皆さんの生活状況に当てはめるとどのような危険性があるのかについて活発な議論を行うことがキーであると認識しています。

これらのリスクを集め形にし、そこに必要なアクションと備えをセットにすることにより、少しでも住民の皆様が触れやすく、実践しやすいアウトプットを用意していくことが、少なからず武蔵小杉の防災アクションに対して良い影響を与えつづけるものになっていくことと思います。
今回もまた、実践的な内容にすることができました。
今年度の終わりが見えて参りましたので、アウトプットの構築に向けて、アクセルを踏んで行ければと考えています。

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