【4月・5月の防災WG 武蔵小杉駅周辺地域 エリア防災計画が出た!】
熊本県および大分県を震源とする地震により被災された方、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
年度も改まり、防災もそれぞれの活動に入っています。
さる4月23日に4月度、5月29日に5月度の防災WG定例を開催いたしました。
各マンションから、自主防災組織(自主防)設立中のところからは申請など設立状況、その他設立済のところからは防災訓練の企画状況など、多くの情報が共有されました。
各マンションともに、マンション内での防災のオペレーションをどのように策定していくか、またどのようにマンション内に根付かせていくかで様々な工夫をされています。
そうした試行錯誤の部分を共有し、何がうまくいって何がうまくいかなかったか、またその理由とは何かといったような点が地域のノウハウになっていきますので、どんどん共有して蓄積ができればと考えています。
次に、さる4月12日に川崎市および中原区において、「武蔵小杉駅周辺地域 エリア防災計画」が発表されました。
(報道向け発表ページ)
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/cmsfiles/contents/0000076/76373/plan.release.pdf
(防災計画 概要版ページ)
http://www.city.kawasaki.jp/nakahara/cmsfiles/contents/0000073/73433/plan201603(gaiyouban).pdf
この計画の背景は以下の通りです(上の発表ページより抜粋)。
・・5路線が交わる武蔵小杉駅では、まちの魅力が高まる中、鉄道利用者は増加を続け(1日45 万人、10 年で4割増)、災害時のリスクも高まっています。
そこで、帰宅困難者など駅周辺の安全確保に向け、国や市など行政機関と鉄道事業者など民間事業者が連携して共通の目標や取組むべき役割を定めた「エリア防災計画」を策定しました。
1日45万人!10年で4割も増えた!驚きの数字です。日中直下の地震が発生すると小杉駅周辺は駅・商業施設の利用者などにより、大きな混乱が予想され、様々なリスクの高い状態になることが容易に予想されます。
これらエリア防災計画が発表されたことを受けて、防災WGでは改めて、首都直下を想定した災害が発生した場合、小杉駅周辺では何が起こるのか、人・物・交通・医療など、マンション内やマンションを超えた地域として対策を打てる要素はないかの検討をはじめました。
各メンバーで想像を働かせながら議論を進めていくと、様々な課題が見えてきました。どう考えても小杉駅周辺には人があふれます。加えてそのあふれた人を確実に誘導させる方々(主として駅の方になるでしょうか)の数が圧倒的に足りていません。誘導の情報が不足してあふれてきた人たちに、マンションはどのような情報を出して誘導していくか、またその情報を出すタイミングはどこから来る何の情報をもとにすればよいか・・
少し考えるだけでも沢山の課題が出てきました。これらの課題と考えられる対策は、今後防災WGで策定していく予定の冊子などでも紹介していければと考えています。
このほかにも直近で実施する様々なアクションについても意見交換を行い、4月・5月とも密度の濃い定例会となりました。
引き続き防災WGの活動に関しまして、ご理解とご協力の程お願い申し上げます。
熊本県および大分県にて大規模な地震が発生し、その被害は6月現在も続いており不便な生活を強いられています。数は減ったと言え余震も続いており、不安な生活が続いていることが想像されます。
同じことが今この地域で起こってもなんの不思議もありません。
今回被災された地域の皆さまには、一日も早く以前の生活が戻ることを心よりお祈りすると共に、この災害で被災された方々が何で困ったか、生活の上での課題・教訓は何かなど”明日は我が身”として共有し、生かしていくことができればと心より思う次第です。