マンション連合コスト検討会の活動について
マンション連合コスト検討会の活動について
2011年秋から、当NPO会員マンションの各種コスト検討委員の代表者が集まり、マンション管理組合の管理コストを会員マンションで連合して合理化していこうという試みが始まりました。
月に1回のペースで、各マンション住民の有識者や管理会社の技術担当者等から専門知識のレクチャーをしてもらい、専門業者から見積りをとり具体的な検討を始めています。もちろんゴールは「管理の費用を下げ、質を上げ、資産価値を向上する」の1点です。
個々のマンションによって設備は違いますが、同一の作業に関しては戸数がまとまって依頼することで大幅な費用の合理化に繋げられる期待が高まっています。
現在、行っているのは雑排水管清掃の合理化です。
雑排水管には一般の排水管とディスポーザー専用と2種類有り、とくに油分や食べ物のカスを多く含んだディスポーザー管の清掃は年に1回は必ず行うべきとなっています。正しく行われないと詰まってしまったり汚水が逆流してしまったりする可能性もあり、特にタワーマンションでは高い技術を持った清掃業者の選定が重要となっています。
現在数社で見積りをとり実際の作業内容を詳しく聞き、より高い品質の内容をより安く提供してくれる業者を選ぶ予定となっています。
今後、当検討会(「連コス」と呼んで下さい)では、他の分野でも合理化の検討を進めてゆく予定です。例えば植栽管理や空調清掃、エレベーターの保守管理といった面です。長期的には長期修繕計画にも資するであろうことを念頭においています。
これらはあくまでも各マンションの状況に応じて慎重に検討していきます。どうぞご期待下さい!