命と家族を守る体験で防災を学ぶ一日、 『こすぎ防災フェス』~室内の危険を知って自らの身を守ろう!~
来る3月14日(土)に、小杉駅周辺エリアマネジメント主催の防災イベント、『こすぎ防災フェス』を開催します。第2回目となる今回は、”命と家族を守る体験”と題して、今後起こりうる地震など災害発生時に備え、前もって体験しておきたい複数のテーマに分けて参加型・体験型の展示を行います。これから数回、こすぎ防災フェスの準備状況と共に各テーマの見どころをご紹介いたします。
家具対策重要性って?
(こんな大きな家具が地震の際、自分めがけて飛んできます)
写真提供 神戸市
上の二枚の写真は阪神淡路大震災の時の室内の様子です。
阪神淡路の際の震度は7でしたので、震度7クラスの地震では室内は家具が倒れ、メチャメチャになっている様子がお分かりいただけるかと思います。
東日本大震災は長周期地震動により、非常に長い時間の激しい横揺れが起こりましたが、いつか起こると言われている首都直下地震では、この阪神淡路大震災に近い形の揺れにより、この地域での被害も大きくなることが予想されます。
阪神淡路大震災では、負傷原因の上位に「室内の家具転倒によるもの」が挙げられました。実に震度7が発生した6割の地域で家具転倒が発生したとの報告もあります(総務省による)。家具転倒は直接命の危険があるだけでなく、怪我を負ってしまいその後の避難生活に重大な影響をおよぼす、体が挟まれて身動きが取れなくなる、屋外への避難路が絶たれて閉じ込められるなど、幾つもの危険をはらんでいます。そのため防災ワーキンググループでは最も重要なテーマの一つとして家具転倒をあげ、対策意識の向上に取り組んでいます。
今回防災フェスの会場では、実際に家具が転倒した室内の様子を再現し、家具転倒の危険性と家具の地震対策の重要性、また実際の対策方法についてご紹介する予定です。展示の準備とともに、どのような展示材料を用いれば、転倒の危険と対策の重要性についてメッセージを伝えられるか、鋭意収集を行っています。是非この機会に皆さんのお家の家具対策について、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。
現在、企画・運営担当の防災ワーキンググループでは急ピッチで防災フェスの準備を進めています。このページでは他にもイベントの見どころをご紹介いたしますので、是非ご覧ください!